教育方針

園長 矢坂 千鶴

ご挨拶

はじめまして。南聖心幼稚園・園長の矢坂 千鶴です。
南聖心幼稚園は創立から60余年、地域の中で運営を続けてまいりました。
親子2世代にわたって園に通ってくださる方々、当園のトレードマークになったミニ新幹線にニコニコと集まる子どもたち……人と出会い、繋がり、過ごしていく営みは本当に素晴らしいものです。
これから入園を希望されるご家族や、幼稚園を楽しみにしているお子さんにも、当園の理念を知って頂き、ともに成長していければと思っております。

教育理念豊かな発想力から創造性を育てる

旧園舎写真

当園は初代園長、宝積周治(ほうづみしゅうじ)によって創設されました。
宝積が幼稚園作りに携わったきっかけは、小学校や高等学校の教師経験からです。
「フレーベルの教育理念」を学び、幼児教育の重要性から、退職後は園を作ることに尽力しました。

子どもたちは人に言われなくても遊びを通して、一生懸命たくさんのことを学ぼうとしています。
その豊かな人間性を育む意味で、幼児教育こそ最も大切だと考えたのです。
子どもたちを取り巻く環境は、今も昔も複雑で、困難なことも多くあります。
しかし、幼稚園では「多くの子どもたちを平等に受け入れ、その希望や夢を塞ぐことなく育ててあげたい
それが創設者であり初代園長となった宝積の願いでした。
その意志を受け継ぎ、園の理念は「子どもたちの豊かな発想力から創造性を育てる」となっています。

歴史園の歴史と施設の由来

当園は昭和28年に「幼児園」として誕生し、昭和32年には神奈川県公認幼稚園となりました。
園舎は建て替えを行い、現在は鉄筋の3階建てです。
温かみのある室内やステンドグラスなど、カラフルで楽しい姿で子どもたちを迎えます。

ミニ新幹線 また、園庭を走る「ミニ新幹線」は、「子どもの夢や希望、ロマンを乗せて走るように」と宝積が考えて作らせたものです。
はじめはプロパンによる蒸気機関車でしたが、改修に際して当時「未来」の象徴であった新幹線になりました。
子どもたちを大切に想い育む気持ちは、60年という時を経ても、こんな形で園を巡り見守っています。

宝積 周治

宝積 周治(ほうづみ しゅうじ)

大正14年10月15日 茨城県 下妻市に誕生。昭和25年 立教大学文学部基督教学科 卒業後は、北海道の高等学校、横浜市の小学校に教師として勤務しました。
教育者として多くの子どもたちと接する中で、幼児教育の大切さを感じ、退職後はその発展に尽力。
「南聖心幼稚園」を創設し、理事長・園長となったほか、在任中は「公益社団法人 横浜市幼稚園協会」の理事を歴任しました(昭和61年没)。